食欲の秋🍽️

 

 秋の味覚といえば、お米に果物、きのこに魚…
美味しい食材が豊富で、食欲の増す季節となりました。

 美味しい物を美味しく食べられるのは、人間の五感のうちの一つ、味覚の働きによります。味覚を感じる受容器「味蕾」は、主に舌の上面にあります。1個の味蕾内部には30以上の味細胞があり、この細胞が食べ物に含まれる味物質をキャッチすると、神経を伝わって情報が脳へ送られ味を感じるのです。味蕾は舌だけでなく、上あごの奥の方や喉にも存在することがわかっています。
味蕾は赤ちゃんには10,000個程存在するとされていますが、その数は加齢とともに減少し成人では5,000〜7,000個程度、高齢者ではさらに少なくなると言われています。年配の方が濃い味を好むことが多いのは、ここに理由があるのです。
ただ、味覚の衰えは加齢によるものだけではありません。その原因の一つに、激辛といった刺激物の嗜好が挙げられます。日常的に刺激物を口にすることで味覚が鈍化し、繊細な味をわからなくしてしまうのです。

 四季のある日本ならではの秋の味覚。せっかくですから、素材の味を生かした食べ方で楽しんでみてはいかがでしょうか。