先日の休みに東京都現代美術館で開催中の「あ、共感とかじゃなくて。」という企画展に行ってきました。“巨人の落とし物である大きな歯”が展示されていると知り気になったからです。
　行ってみると、そこには本当に大きな1本の奥歯がゴロンとありました。歯科大学2年の実習で、石膏の棒から4倍大の歯の形を削り出した事が思い出されます。
この巨人の歯、噛む面の長径は1メートル程。歯の頭の形からすると、右下奥歯のようです。が、根っこはきれいに３つに分かれていて、上の奥歯に似ています。虫歯はなく、溝ははっきりしていて歯がすり減った様子はありません。あまり機能する前に抜けた（抜いた？）歯なのでしょうか。
歯科医の友人と訪れたのですが、1本の歯がこの大きさだとすると、口はこの位で顔はこの位で…と、色々想像できて面白かったです。

　この企画展、期間は11/5までとのこと。巨人の歯の展示はほんの一部ですが、ご興味のある方はいらしてみてください。