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 コラム 第130回      2015. 4. 30

 早めに!が一番 

  今年もハナミズキの花が、満開です。 このところ汗が出るほどの気候ですが、今年のゴールデンウィークは、皆様どの様にお過ごしでしょうか。 私は、榛名の良い空気を吸って来ようと思っております。暫らく行っておりませんでしたので、雑草が生い茂っているのではないかと気になります。 雑草は早いうちにひいておきませんと、根がはびこって大変になります。

  放っておくと取るのが大変になるのは、雑草ばかりではありません。 歯のお掃除も日々丁寧にしておりませんと、ベトベトした歯垢がたまっていろいろな不具合を起こす原因になります。 歯磨きを怠ると、歯垢や歯石が付くだけではなく、食べたものが歯と歯の間や口の中に残ります。 口腔内細菌の数が増えるばかりでなく、発酵していやな臭いを発するようになります。 この発酵は、口腔内だけではなく、喉や喉頭にも起こります。 これが、口臭の原因ともなっています。

  口腔内細菌は、唾液や息と一緒に食道や肺にも入り込みます。 またブヨブヨした歯茎の血管が破れて、そこからも菌が侵入し、心臓の内膜や弁膜にも歯垢と同じようにはびこって、心内膜炎や心臓弁膜症の原因になります。 口の中に残った食べもののかすは、ブクブクやガラガラのうがいを良くすれば、流れて取れます。 しかし、歯に付いた頑固な歯垢や歯石は、いくらうがいを頑張っても取ることができません。

  そこに至る前に、正しいうがいや歯磨きの習慣をもって、健康管理をいたしましょう。 ご自分ではしっかり磨けていると思っていても、必ずどこかに磨き残しがあります。 これは、定期的にチェックしてもらい、自分の苦手なところを知って、その場所を特に注意して磨きましょう。 さらに一歩進んで、コラム第8回で初代院長が言っておりますように唾液をきれいに保つためにも、朝起きてすぐの歯磨きとうがいの習慣をつけましょう。 そして、いつも春風の様にさわやかな息で、気分も壮快に過ごしましょう。


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