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 コラム 第203回  2021. 05. 31

新型コロナのワクチン接種

先日、医療従事者向けのワクチン接種の1回目を受けてきました。 歯科医療従事者は飛沫による感染リスクが高いとされており、また多くの患者様と直接接する立場であることから、 日頃の感染防御に加えワクチン接種は必要と考え接種を決めました。 4月下旬にインターネットと電話での予約が開始されましたが、開始早々にインターネットでの予約はシステムエラーが生じ電話のみの受付となり、 仕事の合間に電話をかけても全く繋がらず。 数日かかって何百回もかけてやっと繋がり、予約を取るだけでも疲弊してしまいました。 これから一般の方の接種も始まりますが、まずは希望者がスムーズに予約できるシステムが構築されることを期待しています。

ワクチンの主な副反応としては発熱、頭痛、倦怠感や筋肉痛のような症状があることはご存知の方も多いと思います。 歯科の治療は細かい作業が多く両手を使うため副反応を心配していましたが、幸い今回は注射部位の筋肉の痛みだけで、 仕事への影響なく済んだことにはほっとしました。 来月には2回目が控えていますが、大きなトラブルなく終えて抗体が獲得できることを祈るばかりです。

高齢者の方々のワクチン接種も始まっており、通院されていらっしゃる患者様からもワクチン接種を受けるというお話や、 予約が全然取れないということもお聞きします。 ワクチン接種をしてから通院しようとお考えの方もいらっしゃると思います。 現在日本で使用されているファイザー社およびモデルナ社製ワクチンの有効性はともに95%程度の発症予防効果とのことですから 、これには期待をしているところです。 ただし、現時点で感染予防効果についてはまだ十分には明らかになっていないですし、ワクチンの効果がどの程度の期間継続するのか、 次々と出現する変異株にも効果があるのかも未だ不透明なのも現実ですから、ワクチン接種にかかわらず感染予防対策は必要とされています。 当院ではスタッフのワクチン接種を終えてからも基本的な感染予防を徹底し、皆様に安心してお通い頂けるよう心がけながら診療してまいりたいと思います。




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