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 コラム 第167回  2018. 5. 29

台湾旅行のお話

  今年から悩まされていた花粉症も収まり、日常を取り戻した感があります。 今年も春はあっという間に通り過ぎてしまい、梅雨もないまま夏を迎えたような日が続いています。 ただ、天気予報では西から徐々に梅雨前線が近づいてきているようです。 そして、この夏は猛暑との予測も出ています。今から熱中症対策を考えておきましょう。

  今年のゴールデンウィークは、兄夫婦と4人で台湾に行って来ました。 大学院時代に一緒に勉強し、同じ時期に兄も勤務していた病院で一緒に働いた台湾人の友人に誘われて、3泊4日の旅行をしてきました。 羽田から台北に向かい、仕事を休んで出迎えてくれた彼と合流し、新竹、台中、日月潭を車で巡る快適な旅でした。

  旅の初めに、新竹で開業するもう一人の留学生だった先生も合流してくれて、本場の台湾料理と紹興酒を頂きながら、時間のたつのを忘れる楽しい話で盛り上がりました。 またの再会を約束して、新竹の友人とはそこで別れ、車で台中に向かいました。 どこへ行っても片側4車線以上の台湾の道路網には、とても驚かされました。 台中に着いたのは午後8時を回っていたのですが、彼の診療室にも連れて行ってもらいました。 大都会台中市内の真ん中のビルで自分と同じく、毎日患者さんと向き合っている彼の日常にも触れることが出来ました。 台湾の歯科事情は日本とほぼ同じでしたが、ほとんどの診療所が午後9時くらいまで診療していてビックリでした。 彼の所は医院の名前だけのシンプルなものでしたが、広告規制がないようで、派手な看板で宣伝しているところも多く見られました。 稲妻に「雷電治療」と書かれた看板を見れば、想像通りレーザー治療の事でした。台湾語の漢字は日本人にも読めるので、意味を想像するのも結構面白いものでした。

日月潭

9匹重なったカエルがたくさん見えると
水不足とのことでした。
この日は、7匹も見えていました。

  日月潭は台湾最大の湖で、自然保護地区に指定されている美しい所です。 湖の南側が太陽(日)のように丸く、北側が三日月のように細長いことが、その名の由来だそうです。 そこでは、日本の歯科技工士学校を卒業して東京歯科大学で勤務していたことのある技工士さん親子が、我々を待っていてくれました。 彼らの案内で、朝の雲海を見てさわやかな空気をいっぱい吸い込み、お昼には地元の人々で賑わう船上レストランで台湾料理をごちそうになり、夕刻には蛍狩りにと、丸一日楽しませて頂きました。 翌日は台中から台北まで新幹線に乗って列車の旅も楽しみました。 新幹線は、中も外もほぼ日本と同じで、乗り心地も全く一緒で快適でした。 駅のキオスクで何を買おうかと迷っていると、地元の若者が日本語で話しかけてくれて親切にいろいろ教えてくれました。学校で日本語の授業があるのだそうです。

  医院を休診にしてまで一緒に旅してくれた友人のお蔭で、素晴らしい旅を満喫できました。夜遅くまでホテルの部屋で語り合い、お蔭で色々なエネルギーをもらって、明日からの活力が沸く思い出深い旅になりました。台北の空港では、目頭が熱くなるのを抑えながら再会を誓い帰国しました。



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