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 コラム 第160回  2017. 10. 30

色々あった今月

  すがすがしい秋になったのもつかの間、いきなり12月の気温の日があったかと思えば、猛烈な台風が列島を縦断したりと異常気象が続きます。 体調のコントロールが難しく、体調を壊さないようにお気を付けください。

  今月は、立て続けに様々なことがあり、コラムの更新が遅れてしまいました。 このコラムでも何度か話題にしました、中央区京橋歯科警察医会が創設されて今年で20年を迎えました。 これを記念して、20周年の記念事業を計画していましたが、総選挙のために延期となってしまいました。 理事会で延期を決めた翌日、本会の設立にご尽力された初代会長の先生が急逝されました。 4代目の会長を任されている身としては、とてもつらいことでした。 予定していた、記念講演会と懇親会を開催するよう準備に入りました。

   そんな中、大学院でお世話になりました教授のお墓参りに行って来ました。 台湾からの留学生だった3人も参加して当時の教室員とその家族の17人で、山梨県石和温泉で前夜祭をし、塩山の向嶽寺へ向かいました。 40年前の仲間との楽しい語らいと、お世話になった恩師の墓参で、身も心も穏やかにリフレッシュして帰って来ました。

   診療室では、レントゲン検査の完全デジタル化が完了してから、早2ヶ月が経ちました。 同時に導入したCTは、今までの2次元的画像の読影法とは違いますので、鋭意勉強中です。 自分を撮影した画像を見ても、臨床的に全く異常がなくても、画像的には異常が認められ、どこまでを治療の対象にすべきなのか悩むこともあります。

   CT画像で一番はっきりわかるのが、歯とそれを支える骨の関係です。 写し出された画像が、治癒の過程にあるのか進行中なのかの判断が難しいところです。 その判断は、臨床症状の経緯と患者さんの治癒力を見極め、投薬やレーザー治療等で症状の改善をはかりながら行います。 自覚症状がなくても画像で病変が見つかった場合、2次元画像よりも情報量が多い分、治療に入るべきか経過を観察すべきかの判断も難しいところです。 最新技術のために、まだまだ学ぶところの多い機械ですので、読影技術の向上に日々努力しています。


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