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 コラム 第157回  2017. 7. 28

歯の違和感のお話

  梅雨明けとともに、真夏の暑さが訪れました。各地でゲリラ豪雨も起き、水害で苦労されているところも多いようです。 被害にあわれた皆さんにお見舞い申し上げたいと思います。 これからも猛暑と台風や豪雨が予想されますので、情報を聞き漏らさないよう心がけましょう。

  この季節には、なぜか歯茎に炎症を起こす方が多いように思います。 季節の変わり目のせいなのか、歯茎の腫れや咀嚼時の違和感で来院されます。 定期検診で何の兆候も見られなかった方でも、次の健診までの間に違和感を訴えて来院されることもあります。 歯ブラシに血がついていたので、一生懸命ブラシをしていたら治まりましたが一度見てくださいと受診される方もいらっしゃいます。

  多く場合は、単純に歯周ポケットにいる細菌が悪さをしています。 そこにいる細菌の多くは空気の無い環境で生活する嫌気性菌といわれる細菌です。 ですから歯ブラシをよくして空気の通りを良くすることで治まります。 しかしここで治ったと思ってはいけません。 なぜそこに細菌が多く棲みついたのかを探って再発しないようにしないと重症化することがあります。 いつも同じ場所で起こる場合は歯の形態や歯が重なっていて、磨き残しの起きやすいところであったりします。 また、磨き残しがあると、そこには歯石がつきます。 歯石はブラシで取り除くことが難しく、表面がザラザラしていますので、ポケット内の粘膜に傷がついて出血したり膿んだりもします。

  また、同じような症状として、経年的にもろくなった歯が破折している場合もあります。 歯の破折の場合、一昔前であれば抜歯するしかなかったのですが、今は優れた接着剤がありますので、 状況によってはきれいに消毒して接着し、再び使える歯にすることも可能な時代になりました。 健全な歯と比べると劣りはしますが、こうして抜かずに機能させることが出来るのも良いと、私は思っています。

  この季節に限らず、口腔内で気になることがありましたなら、どんなに些細な事でも構いませんので、歯科を受診してください。 また、今は成人歯科健診という行政からのお知らせが届くと思いますので、積極的に受診するようにしてください。


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