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 コラム 第145回  2016. 7. 29

おめでたが続きました

  昨日関東地方は、梅雨が明けたようです。 これから本格的な夏の暑さが、やってくるのでしょうか。 今年も例年通り、8月の第一週に夏休みを取らせて頂きます。 今年の予定は特になく、両親の住んでおりました群馬県の榛名の家の手入れをすることにしています。 家内と二人で、庭の芝刈りや雑草取りで過ごそうと思っております。

  今月は、皆さんにうれしいご報告があります。 本院に15年間勤務してくれている歯科衛生士と娘がほぼ同じ時期に妊娠をしまして、4月までは大きなおなかで一緒に仕事をしてくれていたのですが、 5月から二人とも産休に入りました。 娘は予定日より早く2500cの女の子を出産し、衛生士は予定より遅れて先日2990cの男の子を無事出産しました。 二人は結婚も同じ時期で3年経ってから授かった大切な命を一生懸命育んでの出産でした。 かたや逆子で帝王切開、かたや切迫早産の可能性が高く長期の入院点滴治療と、ヤキモキしてしまいました。 どちらも母子ともに元気で、ホッとしたところです。

  新生児と言われる時期は、反射という動作で生きるために必要な動きがまかなわれます。 唇に何かが触れると吸おうとする動きが起こるのは、吸啜反射といって、おっぱいを吸おうとする反射なのです。 産まれてから3か月くらいまでは自分の意志で何かをしようとする動作がない状態で、本能のままに動いています。 この時期は、免疫力も不安定で、外出も控えなければならず、母親や周りからの援助が無ければ育ちません。 それを過ぎて、頸が座ってくる頃には脳でいろんなことを考えるようになってきます。 お座りが出来ると半年くらいからハイハイが始まります。行動範囲がどんどん増えて、目が離せません。

  歯は、丁度その頃下の前歯から生えてきます。むし歯菌もこの瞬間から、口腔内常在菌として存在します。 両親にむし歯があると、その子供のむし歯菌は平均より多くなるとの報告もあります。 その頃にはもう、食の嗜好も出てくるようですから、離乳食は大切です。こうして1年経つと、つかまり立ちが出来るようになり、すぐに歩き始めます。 そこから先ももちろん周りの人によって育てられるのですが、産まれてからの1年間は成長の過程で母親の役割がとても大切です。 新米お母さん、頑張ってください。

  二人とも1年後くらいにはまた仕事に戻りたいと言ってくれていますので、心待ちにしています。 皆さんも母になった二人が戻って来るのを楽しみに待っていてください。 それまでの間は、子育てが終わったベテランの衛生士が助けてくれていますので、大助かりです。 復帰後も引き続きいてくれるという事で、診療に支障のない体制が出来たことにただただ感謝して治療にあたっています。


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