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 コラム 第139回      2016. 1. 28

新しい年に

  新年明けましておめでとうございます。晴天の続く心地よい年の初めでしたが、ここにきて雪も降り寒さが厳しくなってきました。          
年末年始は、両親が暮らしていた榛名でのんびりと過ごしました。 ゆっくりとテレビも見ましたが、中でも柴犬の豆輔がかわいい和風総本家という番組が好きで、よく見ています。 日本の職人が作った道具が、海外で重宝されていることを紹介したりする番組です。 日本の職人さんが道具を作っているところと、それが海外で重宝され使われているところを映したビデオをそれぞれ見てもらいます。 お互いに認め合い感謝の気持ちを伝え合う姿が、いつも感動的です。 近年日本ブランドが様々な分野で認められて、うれしく思っています。 使う人のことを考えて丹精こめて作っているところが、同じ用途の道具でも他とは何かが違うのでしょう。 同じ物でも改良を加えながら、伝統を生かしより良い物を作りたい、そんな職人の心意気が私も大好きです。         

  本院では、今月の29日の開院記念日で、銀座移転開業から49年目となります。 私が本院に入り、32年が経ちました。両親が思いを込めて作った診療所を継承発展させるべく、頑張っています。 現在のスタッフ達も長く、技工士は私とほぼ一緒で31年、衛生士も16年のベテランぞろいです。 そこに娘と娘の旦那様が、週に何度か手助けをしてくれるようになり、若い彼らからは新しい空気を入れてもらっています。 日進月歩の歯科技術や材料にアンテナを張り、皆で考えながら取り入れることを心がけています。 昨年も新しいシステムをいくつか導入し、今年も更なる発展を目指したいと思っています。           

  そんな私達にとって最もうれしいことは、患者さんから信頼していただくことです。 両親の代から引き続きお見えの患者さんも多くいらっしゃいますが、両親のことを知らない患者さんも増えました。 もっと早くに先生の所に通っていればよかったとか、先生にめぐり会えたことに感謝していますとか仰っていただくと、 益々張り切って頑張らなければと思います。 海外在住で通院される患者さんもいらっしゃいます。 海外で歯科健診を受けたとき、そこのドクターから褒められて改めて日本ブランドの良さを噛みしめて下さると聞きます。 歯科には、職人と共通するところが大いにあります。 良い材料や道具を使って精度高い物を作ることは、父の代からの本院のモットーです。 今年も皆さんから認めて頂けるように、スタッフ一同頑張っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。



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