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 コラム 第137回      2015. 11. 30

歯間ブラシのお話

   寒い日と暖かい日が交互にくる、今日この頃です。 今年も、インフルエンザの流行の兆しが見えてきました。 うがい手洗いを励行して、予防に努めましょう。 急に寒くなると、体調を崩しやすいですので、十分ご注意ください。

  還暦を過ぎたころから、急激に歯茎の退縮が気になりだしました。 食事の度に歯と歯の間の歯茎に食べ物がたまるようになったのです。 うがいをすればほとんどが取れますが、一部は間に挟まってうがいでは取れてきません。 そこで登場するのが、古くから使われている爪楊枝です。 隙間の大きい場所は取れてくれますが、狭いと歯茎をつついて痛くしてしまう時もあります。爪楊枝も細い物もありますが、木製のためにあまり細くはできません。

  これを何とかしようと考案されたのが、歯間ブラシです。 ワイヤーの先に歯ブラシと同じようなブラシが付いたもので、様々な太さがあります。 自分に合ったサイズは、かかりつけの先生に選んでもらいましょう。 上手に使えば、歯と歯の間に挟まったものだけでなく、歯と歯の間の面に付いた歯垢もこすり取ってくれます。 若い時は歯茎に覆われていて歯垢など付かなかった場所で、しかもエナメル質に覆われていない部分なので、虫歯になりやすい場所なのです。 この場所にできる虫歯は、比較的に進行が速く、また歯髄に近いために冠は何ともないのに根の治療をせざるを得ない場合が多くなります。 このような虫歯を作らないためにも、自分に合ったサイズの歯間ブラシは重要になります。

  歯と歯の間のお掃除には歯間ブラシが万能のように聞こえますが、そうとは限りません。 歯間ブラシを使うことによって、歯と歯の間の隙間が歯間ブラシのサイズに広がってしまうという欠点があります。 逆に言うと、歯間ブラシを使い始めると、ずっと使い続けなければならなくなります。 私は、歯間ブラシを使う前に、デンタルフロスを使う習慣を身に着けたほうが隙間を拡大させずに済むと思っています。 ご自分の状態がどんな状況なのかは、やはりかかりつけの先生とよく相談の上でお決めになるのが一番だと思います。


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