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 コラム 第131回      2015. 5. 29

 もう熱中症対策を! 

  5月だというのに台風が来たり、最近の気候は本当に変です。 気温30度近い日も続いて、このまま夏になってしまうのでしょうか。 昨年も10月頃まで暑かったように思います。 暑さ対策に心がけ、特に熱中症には十分気を付けましょう。

  熱中症というと脱水症状と思いがちですが、単に水分補給だけでは足りません。 汗で失われるのは水分だけでなく、電解質も一緒に出ていくからです。 ですから、水を飲むのと一緒に塩飴をなめたり、スポーツドリンクなどを飲んで、汗と一緒に出てしまった電解質の補給をいたしましょう。 

  電解質とは、細胞の中や細胞の隙間を満たし、行き来しながらバランスを保つ役割を担っています。 摂取した成分が体の中でイオンに分解されて存在しており、代表的なものはナトリウム、カリウム、塩素、カルシウム、マグネシウム、リン、炭素などです。 ナトリウムと塩素は、主に体の水分量や浸透圧の調整に、カリウム、カルシウム、マグネシウムは、筋肉の収縮や神経伝達をスムーズにする役割を持っています。 心臓の収縮や血液の流れの調節という重要な作業も行っていますので、電解質の補充は欠かせません。

  しかし、これらも過剰摂取は禁物で、特にスポーツドリンクには多くの砂糖が入っており、炭酸飲料に匹敵するくらい虫歯の原因にもなっています。 これを避けるために、サプリメントの錠剤で摂取する方も多いようですが、ここにも落とし穴があります。 サプリメントの場合、吸収されなかった成分は、そのまま排泄されるので心配ないと言われていますが、 体の細胞に吸着して機能低下をもたらしたり、蓄積して体のどこかに石灰化するものもあると言われています。 電解質はどれも大切なものですので、用法用量を守って適正に摂取しましょう。 そうすれば体内で恒常性が保たれて、体もすっきりする事でしょう。

  バランスの良い食事を心がけ、暑さやスポーツなどで急激に失われた体液を適正に補充して、この異常気象を健康体で乗り越えましょう。


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