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 コラム 第114回      2013. 12. 27



  今年の世相を表す漢字は、"輪"でした。輪廻とか年輪という命のつながりをイメージします。 また、水面に描かれた水紋の輪が幾重にも広がってゆく様子に、無限の広がりを感じます。 今年この漢字が選ばれた背景には、オリンピックの五輪の事があったのでしょう。 2020年に東京オリンピックが来る事が決まった年でもありました。オリンピック旗の五つの輪は、 世界の5大陸が仲良く輪でつながることを意味しているのだそうです。

  1964年の東京オリンピックのとき私は小学5年生で、活躍した選手の名前まで克明に覚えています。 ドン・ショランダ−、ファーガソン、ヘイズ、ジャボチンスキー、三宅、小野喬、チャスラフスカ、円谷、アベベ、等など。 実は男だったのではないかと疑われたソビエトのイリナ・プレス、タマラ・プレス姉妹。子ども心にそれほど鮮明な事だったのでしょう。 テレビで開会式を見ていた母が、泣いていたのも覚えています。 終戦から20年で日本はよくここまで復興したと思ったら、涙を堪えられなかったと言っておりました。 2020年のとき日本は、どんな姿になっているのでしょうか。 東日本大震災から9年で、どこまで復興がなされているでしょうか。 招致活動中には賛否両論がありましたが、開催と決まったからには素晴らしい大会になって欲しいと心から思います。

  前回のコラムにも書きましたように、診療所の周辺ではとても大きな変化があることでしょう。 今からとてもワクワクしていますし、そのとき私は67歳なのでまだまだ元気でいてここで診療をし、コラムも書き続けていたいと思っています。 今年も健康で過ごせた事に感謝して、未来へつながる夢を持ちながら今年の締めとします。 予報では、これからもっと寒くなるそうですので、風邪など引かぬようお気をつけ頂き、皆さんお揃いでどうぞよいお年をお迎え下さい。


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