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 コラム 第103回      2013. 01. 28

新年に思うこと

  今年は、新年早々立て続けにいろいろなことが起きています。 アルジェリアで起きた痛ましい事件には、心が痛むと同時に強い憤りを覚えます。 太古の昔から繰り返されてきた人間同士の争いは、残念ですが21世紀の今も世界中で繰り返されています。

  オリンピックの始まりも元はと言えば戦いの解決手段として用いられたとされています。 仲間が勝利することで満足感が得られ、健闘をたたえあうことからスポーツマンシップと友情が芽生えるという効果がもたらされました。 クーベルタン男爵が唱えた近代オリンピックの思想はそんなところにも意義を求めていると解釈できます。 更に、毎回異なった国家地域で開催し、交流が深まりお互いを理解することで、つまらぬ争いがなくなってほしいと願うものです。 いま日本では東京オリンピック招致活動が盛んに行われていますが、こんな時期だからこそ日本流のおもてなしを世界に訴えて 東京でオリンピック開催が実現されるとよいと思います。

  今年に入って日本歯科医師会は、日本体育協会と体育協会公認スポーツデンティストの養成に力を入れる事となり、 スポーツ歯学をより多くの人に知ってもらうための啓発活動を始めました。 スポーツ歯学とは、スポーツ中に大切な歯にダメージを与えないためにはどうしたらよいのかを考えることから、 最大限の力を発揮させるためにはどうしたらよいのかを考えることまで幅広い分野に及ぶものです。 アメリカンフットボールやラグビーの選手達は、タックルで上下の歯が激しくぶつかって歯や脳にダメージを受けないようにマウスピースを使用しています。 野球選手は、バッティングの際瞬間的にものすごく歯を食いしばりますが、この時歯にダメージを与えないようにするのと同時に、 どの位置で食いしばると最も筋力が発揮できるのかを計測して作るマウスピースもあります。 このように歯科とスポーツのかかわりは近年脚光を浴びてきています。

  噛み合わせや姿勢が悪くて真っ直ぐに歩くことができない方が、マウスピースをはめる事で背筋が伸びて、真っ直ぐに歩けるようにもなることもあり、 リハビリの分野でも注目されるようになりました。 最近は、健康のためにとウォーキングをされる方も多い事と思いますが、そのときご自分の上下の歯がどのように噛み合わさっているか気に掛けてみてください。 左右同じように当たっている方は意外に少ないと思います。 食事のときの噛み癖や、姿勢などで皆さん微妙に違っている事に気付くと思います。 極端な場合は噛み合せの修復治療が必要ですが、マウスピースをはめるだけで肩こりなどが解消する場合もあります。 噛み合わせとはそれほどデリケートなものなので、やはり歯は普段から大切にしましょう。

1月の歌舞伎座 (2013/01/20)

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