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 コラム 第58回     2009. 4. 23

歌舞伎座のお話

 今年も歌舞伎座横の路に、ハナミズキが綺麗な花を咲かせました。 今の歌舞伎座は、来年の4月で幕を閉じます。新しく生まれ変わるのは、それから2年後の予定だそうです。 父がこの地に診療所を開いたときからずっと同じ景色のままでしたのに、少し寂しい気がします。


 これは、昭和42年頃の歌舞伎座を診療室の窓から撮った写真です。今と比べると、周りには今ほど高いビルがなく、威風堂々と言った感じです。この頃私は、中学二年生でしたが診療所のあるこのビルが出来上がった当時の事は、克明に記憶しております。また当時を知る患者さん方からも、歌舞伎座の建てかえを残念がるお声を聞きます。



変わってこれは、同じ場所から撮影した、今の歌舞伎座です。
外観の重厚さは、今に至っても相変わらずで、その存在を主張しています。しかし、隠された内部は迷路のようで細切れの造作の旧式さは否めず、老朽化も問題だったのでしょう。見た目も良く、使い勝手の良いビルに生まれ変わることを期待しています。そして診療室の窓からの眺めがどんな風に変わるのか今から楽しみです。


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