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  コラム  第24回    2006. 6. 21 

歯の色のお話  その2

  今年の春は、駆け足で通り過ぎていってしまいました。梅雨前線が、活発に活動しているそうで、これからじめじめとした日々になりそうです。 そんな時期は、気持ちもめいってしまいますが、「への字口」にならないように気をつけましょう。 スマイルマークのように口角を上に持ち上げるように意識しましょう。 この季節、銀座の歩道の植え込みにも紫陽花の花が今を盛りと咲き誇っています。 雨に打たれて更に輝いて見える紫陽花の花は、私たちの気持ちをほぐしてくれます。

  花を見てほっとした時、私たちの口角はスーッと持ち上がります。微笑で緩んだ口元から覗いた歯は、清潔であって欲しいと思います。 また思い切り笑ったとき、真正面から見える歯は、上の歯の前歯です。 この歯の並び方が、相手に与える印象を全く変えてしまいます。 笑った時に、最も美しいとされる歯並びは、上の前歯、即ち犬歯から反対側の犬歯までの歯の先端を結んだ線が、下唇のカーブと平行に並んでいる歯並びです。 このホームページのトップページにある口元がそれです。

  さて先月の続きで、歯を白くする方法のお話をしましょう。
歯の汚れを落とすには、毎日の歯ブラシと歯科医院での定期的なクリーニングで本来の自分の歯の色をきれいに保つことができます。 が、その本来の色が前回お話したような種々の要因で変色したり着色が強い場合は、もっと積極的な方法で白い歯にすることができます。 その方法は大きく二つに分けられます。 歯を削らずに薬で白くする方法と、歯を削って白い材質のもので補う方法です。

  前者には、茶渋やタバコのヤニなど歯の表面についた汚れを研磨剤や分解酵素で落とす方法と、漂白剤を使って白くする方法があります。 前回もお話ししたように、漂白には表面からエナメル質を脱灰して光の乱反射で白く見せる方法と、直接象牙質を脱色して白く見せる方法とがあります。 しかしどちらも経時的に後戻りしてしまいますので、オフィスブリーチングとホームブリーチング(診療室での漂白と自宅での漂白)を繰り返し行う必要があります。
歯を削らずに歯を白くできるメリットの反面、後戻りする事とそのための煩雑さや、歯そのものの劣化を招くのではないかと思われるデメリットがあります。 私は、脱灰という概念を考えると、卒業後の一時にミクロの世界を探検していたのも手伝って、怖くて仕方ありません。 歯を削らずに、という安易さからのエステ感覚でホワイトニングを繰り返すのはいかがなものでしょうか。

  次に歯を削って、白い材質のもので補う方法ですが、これにもいろいろなやり方があります。
これはまた次回にお話しいたしましょう。


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