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  コラム 第3回   2004. 9. 20

絶対に虫歯にならない方法は?

 猛暑も一段落とほっとしたものの、次々と大型台風に見舞われた秋の訪れでした。
被災地の方々には、一日も早くもとの生活に戻られますよう心よりお見舞い申し上げます。

 さて先月のコラムでは、虫歯のでき方や進み方の話をいたしましたが、それに対してお問い合わせを頂きました。 今回はそのお返事をお話ししましょう。

 ご質問は「絶対に虫歯にならない方法はありますか?あったら教えてください。」でした。
答えは「あります。」です。

 虫歯の発症には、「細菌、食餌(糖)、歯質」この3つの因子が密接に係わっています。 ですから絶対に虫歯にならない方法は、この3つへの対処を考えればよいわけです。

 虫歯は細菌感染による歯の崩壊であり、その直接の原因は、ストレプトコッカスミュウタンスという細菌です。 この細菌は甘い糖が大好物で、糖を栄養に増殖し、ベタベタした物質を合成して歯にへばりつき、酸を排泄して歯を溶かします。
 つまり虫歯を作らないためには、この細菌をやっつければよいわけです。 歯にこの細菌を付けなければよいのです。またこの細菌の酸では簡単に溶けない強い歯を作ればよいのです。

 口の中の細菌たちは競合共存することで健康を維持する役割もしてくれているので、それをゼロにすることはできません。 が、細菌の数を増やさないように抑えることはできます。

 虫歯予防の第一の方法は原因菌への兵糧攻め、と言っても私達が食事をしないわけには行きませんので、菌が大好きな甘いものを控えることです。 そしてダラダラ食べることをせず、規則正しい食生活で細菌の増殖を抑えることができます。

 歯にへばりついてしまった細菌(歯垢)はブクブクうがいでは取れず、歯ブラシなどで擦り取る他ありません。 歯ブラシの使い方は歯並びや歯の形などにより個人個人で違いますので検診のときにお教えしましょう。

 歯磨きをいつすればよいかというと,何か食べたら3分以内(食後3分で急激に口腔内は酸性に傾き5分でピークになるからです。)更に寝る前と朝起きたらすぐにするのが大切です。
わずかな磨き残しも無いように手鏡を見ながら、歯垢染め出し液などを使って時間をかけて念入りにしてください。
 歯ブラシだけでは届かない個所にはデンタルフロスや歯間ブラシを使ってください。 フッ素入り歯磨き粉や洗口剤を習慣的に使って歯質強化にも努めましょう。

 これらを365日毎日欠かさず続けることが、絶対に虫歯にならない方法です。 簡単なようでこれがとても難しいことは、皆さんもよくご存知のことと思います。 しかし最低でも夜寝る前と朝起きてすぐの歯磨きは必ず行なってください。
 また、自分では完璧だと思っていても見逃しているところがあって、そこには歯垢が堆積して出来た歯石が意外と付いているものです。 ですから年に2回は定期検診をお受けになることをお奨めします。 運悪く磨き残しのところから虫歯が始まってしまっても、初期のうちに治療が出来ます。

 付いてしまった歯石をとったり歯の表面の汚れをを器械できれいにすることが虫歯予防だけでなく歯周病予防のためにも必要なのです。 そしてその状態でフッ素塗布をすると効率よく歯に取り込まれます。
さあ皆さん、今日から少しでもこの理想に近づけるように一緒に頑張りましょう。

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